平成29年8月6日 中日新聞長野版
     
     御嶽元宮神明社がパネル設置

        木曽町福島のJR木曽福島駅前にある御嶽教の御嶽元宮神明社は
        5日、境内の神殿を囲う板垣に、江戸期に庶民の登山者向けの
        御嶽登山ルートを開いたとされる二人の行者、覚明と普寛の生涯を
        絵と文章で解説したパネルを設置した。
        覚明は1786(天明6)年に黒沢口から、普寛は1792(寛政4)年に
        王滝口を開いたとされ、御嶽教では二人を「霊神」とおしてあがめている。
        設置したパネルは13枚で、1枚の大きさは縦90㌢、横150㌢。
        覚明と普寛が開山に至るまでの経緯や苦労が記されたり、描かれたり
        している。
        2014年9月の御嶽山噴火の影響で寂れがちな駅前のにぎわいを
        取り戻す呼び物にしようと、御嶽教の村鳥邦夫管長がパネルの設置を
        発案。地元の壁画家で、覚明を主人公とした漫画の作者でもある
        山下勝彦さん(42)に制作を頼んだ。
        山下さんは、覚明と普寛の姿を、木像や掛け軸の画像などを参考に
        描き上げた。「地元の人間でも開山の物語を知らない人は多いと思う。
        他の山とは違い、信仰の山だということをアピールできれば」と話した。
        村鳥管長も「山岳信仰の歴史をつなぐ土地について、一般の人でも
        わかりやすい形で説明したかった。観光誘客の一助となれば」と語った。
                                (酒井大二郎)

    信濃毎日新聞コラム

     高原調

      木曽郡木曽町のJR木曽福島駅前の御嶽元宮神明社に、「日本一安価な
      自動みくじ」とうたうおみくじが登場した。1回20円で、宣伝はしていないが
      1日20人ほどの利用があるという。
      2014年の御嶽山噴火災害後、観光客の足が戻り切らない同町。
      宗教法人「御嶽教」(奈良市)管長の村鳥邦夫さん(67)が「何か役に
      立たないか」と、倉庫に眠っていた装置を引っ張り出し、7月下旬に設置した。
      …5日、旅行で訪れた名古屋市の大学院生、秦彩乃さん(24)は大吉を
      「幸先がいい。こんなに安いのも初めて」と笑顔。設置効果は上々のようだ。

        
                 

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