第70回大御神火祭斎行
佳節 第70回大御神火祭
第14代管長大教主 北川茂廣
今年は7月29日より八丁ダルミへの登拝が可能になりました。登拝者と共に、あの清々しい白衣に身を固め、六根清浄、ざんげざんげと称え、邪念も慾心も起こらない境地を体得出来る令和5年夏山登拝となりました。
9代管長様が、御嶽大神の御神慮を畏み、開山二大霊神様のお力、お導きの中、昭和29年8月8日に御嶽教の総ての力を結び固めて、全国の教会、教師、崇敬者の寄り集めたる斎木を献じ、深夜の火祭りとして御嶽山山頂八丁ダルミで、第1回雲上大御神火祭を執り行い斎行されてより、第70回大御神火祭斎行に、千葉・茨城県教区奉仕団、奉仕団長 野口知志先生と共に木曽本宮に馳せ参じ頂きました。又、奉仕団以外の多くの教会長、教師、崇敬者の方々の参集奉仕も今更ながら御加護の広大無辺の感激、そして青年部皆様の下準備の御協力に感謝感銘申し上げます。
お一人お一人が積み上げた斎木。それを運び積み上げて線となり、円型焚火壇三座が組まれました。荘厳です。中央の焚火壇が組み整った時の皆様の拍手は、奉仕団長が挨拶で申された「絆」そのものでした。松明行列前に、少しく通り雨があり心配しましたが、その後天候の乱れもなく、教学院講習会で、自ら作製した金奈木を持ち寄った教師。白山龍鳴会はじめ遠近より集いし法螺貝の先達。御嶽協力会の樽神輿も力を与えて頂き斎行されました。
清浄の印を結んで神剣秘法を修し、法螺貝の力強さと皆で奏上した大祓祝詞、祈念の詞が斎木焚き上げの火勢を巻上げ、多くの方が三座の廻りを歩き、御嶽より良き風を起こし、更に斎木一片も残さず、見事に焚き上げられました。
明年は岐阜県教区のご奉仕を賜ります。どうぞ宜しくお願い申し、重ねて教団皆々様が大神様、霊神様の御神慮賜れることをご祈念申し上げます。